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採用情報
東京アトリエ マネキン部 西田真人

人体表現と向き合う
飽くなき探求心
東京アトリエ マネキン部
2009年 入社
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入社した理由、きっかけを教えてください。
吉忠マネキンの説明会に行った友人が「お前に向いてる」と紹介してくれたのがきっかけです。人体は人が最も見慣れたものだからこそ、些細な違和感に誰もが気づいてしまうために、周囲の誰もが認めるようなマネキンを作れるまでに10年かかると言われています。「一人前になるには厳しい仕事」と聞いたことでより心に火が付き、それなら一生向き合える仕事になると思い入社しました。
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現在の業務内容を教えてください。
一日中、FRP加工や粘土原型でマネキンやヘッドツール、ハンドツールなどの制作をしています。とはいえマネキン作りは専門的な知識が必要なので、アトリエにこもりきりではなくお客様と直接お打合せすることも多々あります。マネキンは服を美しく見せられるものこそが完成品。フルオーダーメイドの時は商品をお借りし、皺の出方などを見ながら繊細に仕上げていきます。
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普段心掛けていることや職場の雰囲気について。
常に3~4人の少数精鋭で回している部署なので、すべての業務を全員で情報共有するようにしています。仕事のやり方やマネキン制作技術の革新など、少ない人数でできるだけ多くの仕事をカバーできるように上司・若手関係なくアイデアを出し合って変えてきたこともたくさんあります。より良い人体造形商品を生み出すために、原型のやり直しを求めることも多くピリッとした雰囲気になることもありますが、全員が真摯に造形に向き合っています。
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印象に残ったエピソードと仕事を通じて成長したと感じたこと。
この仕事は、マネキン製作の最低ラインに到達するまで早くとも5年はかかります。正直、その間は毎日失敗なので葛藤やプレッシャーに苛まれます。そしてマネキンはただ造形力があればいいというものではなく、クライアントのイメージをしっかりくみ取り、少ない修正で希望のものを作り上げなくてはならないためコミュニケーションも重要だと分かるまでは私もNGを繰り返して来ました。自分の腕が追い付いてからは楽しいのですが、それを乗り越える忍耐力と覚悟は必要だと思います。
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学生へのメッセージをお願い致します。
アトリエ職に関して言うと、人体に対する熱量が大きい人ほど向いていると思います。興味があればあるほど美しさにもこだわりが持てますし、何より好きなことは学ぶことが嫌になりません。また、当社の造形師はリアルな人体造形を得意としていますので、そちらに興味がある人は向いていると思います。
好きなことだからこそ努力できることも多いので、就職活動という機会に自分を見つめ直し、希望企業の業務内容をしっかり知ってほしいと思います。